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ジミースコット 〜HEAVEN〜 |
| クレイグストリートがプロデュースというだけあって、ただのジャズボーカルのアルバムではない。風合いのあるジミースコットのしわがれ声。遊び心はあるがやりすぎないジャッキーテラソンのピアノ。本当に聴かせてくれるアルバムだ。CD屋で試聴できた、そのことに感謝してしまうほど、この音楽との出会いは個人的にショックだった。心が洗われるのに、静かな刺激を与えてくれる。枯れているのに、正直で素直な感性を感じる。ジミースコット、不思議な存在だ。 |
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ローリンヒル 〜MTVアンプラグド〜 |
| むせびなくような声は、祈りであり叫びであり思いであり魂であり、その類の言葉にならない言葉。歌そのものが生きている証のような人なんじゃないかと思わせる。ギター1本でよくぞここまで、という感じ。何もいらない強さ。飾らないでいられる強さ。連綿と出てくる出てくる言葉の重なり、連なり。どうしてそうなの?と言いたくなる。音楽的にも、コード進行に黒人独特の妙が冴えている曲もたくさんあり、新鮮。日本人の感性とはあまりに違うセンスなれど、まとめて、「人」って、すごいなあと思ってしまう。 |
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朝崎 郁恵 〜海美(AMAMI)〜 |
| 島唄でも琉球のそれとは違う。和の色合いがより濃いかも。ピアノをバックに、低いところから伸びやかに唄う彼女の響きは、独特のこぶしと、かさっとした声から生まれている。否が応にも日本人の心を揺さぶる。どしてこんなに懐かしくおおらかで優しいんだろう。でも「癒し系」という言葉は違う。やっぱり素朴で土着でたくましい何かを感じる。唄の内容も奥深いものがあるが、どこか普通にただ歌っているだけの力強さに魅かれる。歌うたいではなく、まず、島の人なんだなぁ。 |
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カサンドラ・ウィルソン 〜 BLUE LIGHT
UNTIL DAWN 〜 |
| アコースティックギター独特の弦の控えめな響き、彼女のエモーショナルで深みのある歌声、音数は少ないのに豊かに彼女を支えるベース、手数は少ないのに優しく包み込んだグルーヴを出すパーカッション、どれをとっても、じーんとくる。静と動のバランスの世界。人間的な世界。スピリチュアルな世界。音が鳴っていない瞬間も、ちゃんと音楽的だから不思議。一瞬たりとも同じフレーズ、ニュアンスがなく、時間とともに空気がうつろいゆく感じが、大好き。閉め切った窓から外の雪を見ながら聴くのが、僕のFAVORITE。。 |
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ローリンヒル 〜 MISEDUCATION 〜 |
| ソウルフルで、そのなかにレゲエを感じる、琴線に触れる1枚。抑えの利いたヴォーカルが、かえって秘めた熱いものを表現していて、涙が出てくる。ときどき思ってしまう。こういう音楽が流行でなく、ヒューマンなメッセージとして世界に届くといいのにな。日常のささいな出来事の方が、政治や経済を論じることより大事、ってことを歌詞ではなく音楽から感じる。僕の安い心に火をつける1枚。 |
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キースジャレット 〜 AT THE BLUE
NOTE 〜 |
| 嫌いになるくらい好きなアルバム。こんな「枯葉」なら「木」も幸せだろう。1音の粒の奇麗さといったら、そして紡いでいくメロディは限りなく滑らかな曲線を描いていて、跡絶えることのない「言霊」のようだと思う。ドラムとベースの絡みが、ピアノとの程よい距離を楽しみながら、自在に変化する。同じ音楽人として、あまりの違いに愕然としながらも、影響を受けないではいられない人です。 |
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